WHO’S NEXT展の結果

初日は15件ほどのショップからオファーがあり、2日目、3日目と来社するバイヤーの数は30社を超えました。
もちろん販売エージェントやプレス会社、その他の様々な売り込みを含めると総勢で50社以上でまったく息つく暇もなく
ずっとブースが混雑していました。(でも最終日はパリ全域がストライキのアクシデント!)

私たちは初めての出展でしかも日本から出展している服のブランドはRaw+だけ。。。

円高で輸出は困難だろうと思っていましたが意外と高級店はそんなことは関係なく、安くて売りやすいとの評価でした。
日本での下代価格設定の2.5倍で売るので相当高いなぁとは思っていたのですが、、、まったく問題ありませんでした。

そして私たちが今回一番評価された点は「こんな革の服はイタリアでも見たことがない」とイタリアのバイヤーから連発されたこと。
それとかなりの数の同業者からの個人買いが多く、他のブランドのデザイナーさんやらスタッフさんがいっぱい買ってくれました。

思っていた以上に私たちのNEW LEATHERは斬新だったようです。

このNEW LEATHERは現在日本では特許出願中ですが、決して真似のできないオリジナリティに自信があるブランドはもっと海外に発信すべきだと確信しました。
そして確固たるオリジナルの武器があるものは売れるという事が今回手ごたえを感じました。

単に表面的なデザイン、ディティールではない必然性を考えたデザイン。


いまや日本のブランドは海外のコレクション情報を見て真似したパクリばかりが横行してしまい、特に若い人のマーケットは悲惨なものです。
10月の海外の展示会で各ブースを見て情報を取ってそれをパクるシステムに慣れてしまった日本のファッションはどんどん世界から孤立するガラパゴス化が進む予感がします。