「Raw+collaboration」②
「シンプルなのにかっこいい」をショップコンセプトとして九州、宮崎県をベースに展開するセレクトショップのTILE とRawtus で作り上げた今シーズンにぴったりなアウターをご紹介します。
【フレンチアーミーF2ジャケット】
このモデルの原型となったのは1980年代のフランス軍の軍服として正式採用されていたF2型ジャケットです。
80年代から90年代にかけてのパンクロックシーンではピンバッジとペイントで飾られたカスタマイズされた様々なF2ジャケットが登場していました。
そのロックシーンをイメージしてRawtusのデザイナーが数年前に趣味でカスタマイズをしようと渡仏した際、パリの郊外の蚤の市で売られていた80年代のF2ジャケットの古着を大量に買い込み、一着づつハンドペイントをしてカスタマイズしていました。
その後にRawtusのレザーでも作ろうという事になり、その買い込んだ古着の中から一番バランスが良かったモデルを選び、本物のディティールを参考にしつつサイズバランスをモダナイズした型紙を作成しました。
そして、ここ数シーズンミリタリートレンドが復活してきたので、偶然その時の話をTILEのチームと話していたらレザーではなく普段着こなしやすい布地で仕立てて欲しいという要望から生まれたのがモデルです。
シルエットはこれからどんどん肌寒くなったとしてもコートイン出来たり、また少し集めニットを着ても大丈夫なくらいの肩幅とアームホールの設計にこだわっていバランスを再構築しています。
また、このジャケットの象徴的なディティールは、前中心と右胸につけられたベルクロテープでしょう。
これらは本来は階級章と部隊のネームプレートを取付けるためにベルクロの凹面だけが縫い付けられています。
胸ポケットは手を入れやすいように縦型でファスナー付のポケットが左右にあります。
ファスナーも手の甲を傷つけないように金属ではなくコイルファスナーと呼ばれる樹脂製のものが使われています。
腰には大き目のフラップ付のポケットがありドットボタンで留められます。
そういう本物のディティールは残しつつ、実際の日常で使いやすいようにファスナーの向きや大きさにもTILEチームのこだわりと思いが込められています。
また、本物のF2ジャケットは厚手のコットンモールスキンという頑丈なもので仕立てられていますが、このモデルはドライタッチに仕上げた高密度のコットンツイルで軽く仕立て、さらにウォッシュを入れて洗いざらしの風合いに仕上げています。
このF2ジャケットは素のまま(Raw)に仕上げていてますのでお客様ご自身の感性でピンバッジやアクセサリーなど様々なアクセントを(+)プラスしてカスタマイズして頂くことで80年代ロックシーンを彷彿とさせるマストなアクセントアイテムとなるでしょう。
また、綺麗目なスタイルにあえてこういうハードなジャケットをコーディネートして頂く事でスタイリングも引締まってとても恰好良いと思います。
商品はこちらの店舗でお求めいただくことが出来ます。
TILE宮崎店
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