Heritage Line /ヘリテージライン

 
Rawtusの新ラインとして加わった【Heritage Line /ヘリテージライン】のフライトジャケットをご紹介します。
この【Heritage】とは遺産、継承される物、伝統、といった意味合いを持つ言葉。

昔から愛され続けている伝統的な名品からインスピレーションを受け、そこにRawtusならではのアイデアを足してRevision・Modernizeされたシリーズとして展開していきます。
その第一弾としてリリースされたのがこのモデルです。

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スタイルは1930年代にアメリカ陸軍航空隊に採用されたA-2タイプと呼ばれるフライトジャケットをベースにしていて、衿のホックやドットボタン留めのディティールは忠実に再現しつつも
サイズ感を女性向けにわりとコンパクトに修正しています。
また、襟にファーが付きますが本物のA-2フライトジャケットにはファー付のモデルは存在せず、同時期にアメリカ海軍航空隊がA-2に対抗して開発したG-1というモデルに採用されていた
衿からインスピレーション(G-1は衿にムートンファーが付く)を受けてモダナイズしています。

そして使われるのは抜群の毛艶がある「ミンク」を使用。 しかもミンクの堅い毛だけを取り除き、産毛だけ残した「PLUCKED MINK FUR」と呼ばれる毛皮を使っているので優しく、ふわふわした暖かさを感じて頂けます。

本物のA-2は馬革製、G-1はやぎ革製が使われていますが、Rawtusでは馬革を使って仕立てています。

 
【馬革の特徴】 馬革の特徴として、パッと見は牛革に近い感じですが、馬は牛よりも運動量が多いため、余分な脂肪が少なく、皮革の層が薄いので重量も牛革に比べてとても軽くて柔らかいのが特徴です。
しかも皮革の強度が高いので革の厚みを薄く仕上げても破れてしまうという事は滅多にありません。

Rawtusのフライトジャケットに使われた革はフィンランド産の馬革を日本でなめしと染色を行った最高級品質のもの。
しかも馬革の中でも最も小型のポニーと呼ばれる種類の馬なので革の厚みも薄く強さがありつつもしなやかで柔らかく、染色もドラムダイと呼ばれる染色方法で美しく染め上げています。
色をスプレーで吹き付けるような塗装仕上げをしていないため手で触った時の「しっとり」とした仕上がりが特徴的です

しかし、馬革でもデメリットはあります。
馬は本来激しく動き回るため表面に傷が残ってしまうのが唯一のデメリット。
通常はその傷を誤魔化すためにスプレーで色を吹き付けて塗装して傷を隠してしまうのですが、そうすると革本来の味が無くなってしまい馬革をつかう意味がなくなってしまいます。

Rawtusは馬革を使う意味でその傷も自然の物と捉えて極力はぶいて裁断はしていますが、傷を避けると多大な革を捨ててしまう事になるのである程度はそのまま使っています。
そういう傷なども革独自の持ち味としてお考えください。

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このコンパクトなフライトジャケットはしなやかで軽く、女性的な艶やかさがあります。
デザインはとてもシックですがコンパクトなサイズ感がモードな着こなしにピッタリです。 Rawtusデザイナーも満足する逸品です。

 
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*この馬革と同デザインで鹿革を使用したものもございます。(詳細はお問い合わせください)

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