OLIVE STORY

【オリーブ】

 

 

スペインやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されているモクセイ科の植物。

果実はもちろんのことオイルとしても食す機会が多く大変なじみ深い。

オリーブの枝は、ハトとともに平和の象徴とされることが多く、『旧約聖書』のノアの方舟のお話の中で、大洪水のあと、陸地を探すためにノアの放ったハトがオリーブの枝をくわえて帰ってきたという一節が由来。

また、このオリーブ色ミリタリーユニフォームでよくこの色が使われていますが、その理由は平和の象徴と言うエピソードとは全く無縁で、戦闘環境下のジャングルや森林地帯において敵から身を守る為や敵を欺くためにこの茶がかったグリーン色がとても森林の中で周囲に溶け込む迷彩保護色として最適として採用されたのだと思います。

そういったイメージが強いため、オリーブ色はどんなデザインの服でもミリタリーテイストに仕上げてしまうほど本能に訴えかける強い意志を持った色だと思います。

Raw+でもミリタリーユニフォームの機能的な部分(ディティールの必要性、パターンメイキング)を参考にしています。

参考とする部分はあくまで銃を構えるとか戦闘をする為の服では無く、

ファッションとしての着心地や使い勝手が優先される部分を取り入れていて色の意味合いも「平和の象徴」というメッセージを込めています。